2002年
OpenOfficeの日本語版/オフィススィートのディストリビューション開発「PeopleOffice」。/「OpenOffice.org 1.0」
2003年
OpenOfficeのビルド版テンプレート集「OpenOffice.org テンプレート集」のリリース。

インターネットの普及に伴い、オフィスでは1人1台のパソコンの設置が常識化する時流であったが、1ライセンス数万円もするMSオフィスをそうそう購入できるものではなかったー。特に中小企業の小規模なオフィスでは、人数分の購入となれば数十万円の費用負担となってしまう…。しかも日本国内向けの日本語整備となれば、完成度も低いものであった。そんな折、オープンソースのMSオフィス互換ソフト「OpenOffice.org 1.0」が公開された。

OpenOffice.org 1.0」はドイツ発のソフト。従って、アルファベット圏への配慮はあるが、漢字文化圏への配慮が行き届いておらず、日本語を入力すると、もれなく文字化けするなど…いまいち完成度に欠けている不整備な状態。まず、オープンソースとして公開されたので、早速にも入手して、自らOpenOfficeの生成に挑戦してみることにした。これだけの巨大なソフトになると、ビルド環境を作るだけでも苦労することを想定していたが、同じ機能、条件のモノを制作するのには、比較的スムーズで、簡単にビルドできることがわかった。

調査した結果、OpenOfficeは2つのフォントが存在していた。その2種は、アルファベットコードとAsianコードという、2つの定義であることが判った…。アルファベットコードは、アルファベット用であり、Asianコードは、非アルファベット用だ。日本語の場合は漢字フォントが該当する…。つまり、このAsianコードをWindowsの場合、明朝フォントとかゴシックフォントで指定すれば、スルスルと日本語表示に成功した。“返す刀で日本語化を行う”…文字化けした箇所の原因を追究すると、言い直した体にしても良い…。このように日本語化を実現した本ソフトが「PeopleOffice」である。

本ソフトウェアの制作、リリースをきっかけとして、OpenOfficeのビルド版テンプレート集「OpenOffice.org テンプレート集」をリリース。「ビジネスメール集」や「はがきのレイアウト集」など、相次いでリリースした。