2011年 携帯電話、スマートフォン対応「放射線モニタリングポスト」の開発

2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災の地震の余波とされる福島原発事故が発生、メルトダウンなどによって、一連の放射性物質の全量が放出され、事故に起因する帰還困難地域は337km2とされた。この事故の放射能影響は事故から約8ヶ月(2011年10月13日)を過ぎた時点において、土壌中に蓄積されたセシウム137、セシウム134の合計値が、1万ベクレル/m2以上となる地域として、東北・関東・甲信越の13都県、3万km2以上に及んだ。こんな被害状況下にあって、関東近傍の放射線量の値が気になり、またお役に立てるものとして、放射線モニタリングポスト」ツールを開発”した。

まずは情報収集、情報開示ができることを目的として、携帯電話、スマートフォンから“弊社(電机本舗)の窓側に設置した放射線測定器の値を見れるようにした”。この放射線測定器でカウントした値を放射線量としてパソコンで数値化。この放射線量の数値データをグラフ化で表示し、自動的にホームページに掲載、リアルタイムで閲覧できるようにしたもの。

事故が禍(わざわい)して、ガイガーカウンター(放射線測定器)が入手困難であったため、北米の子供向けの知育玩具を通販で購入し、自作品で代用した。子供向け玩具なので、放射線をブザーで鳴らして教える簡易仕様なものになっていた。ブザーの鳴動回路のトランジ スタから電気を取り、鳴動をパルスとしてパソコンのRS232C通信コネクタの制御信号に接続。パソコンは制御信号のON/OFFを数えて放射線量を診断できるようにした。