2013年 BYOD志向のパーソナルセキュリティシステム「PeopleLock Ver4.1」の開発。

インターネットの普及期の2004年、通信機器の需要も高まり、オフィスには1人1台のパソコンが設置され出した頃、セキュリティに対する意識も低く、環境整備も追随しない頃に開発、リリースした「PeopleLock」。ワールドビジネスサテライトの“トレンドたまご”で紹介されるなど、メディアでも注目されたソフトウェア。容易に情報漏えい、情報改ざんを未然に防御し、またウィルス対策も強化した本ソフトは、後の2017年にはトヨタ全国の系列販売店向け業務システム“ai21”対応のセキュリティシステムとして、トヨタネッツ千葉社に採用され、「PeopleLogOn」との機能統合によるストレスフリーのセキュリティ環境を構築するなど、15年という長期に亘って評価されてきた完成度の高いもの。

ただ、この15年を経て、大きく変化したのはインターネットのインフラ環境。無線のWi-Fiルーターを介して、場所を選ぶことなく、ビジネスや個人的な志向によるインターネットの接続が可能であることだ。このように特定された場所に依存することなく、インターネットに接続するデバイスもBYOD(Bring your own device=個人所有の携帯型通信デバイス)志向の傾向が強く、その対策とするパーソナルセキュリティシステムPeopleLock Ver4.1」の開発をすることに至った。

ビジネスを推進するに当って、どんな時代あれ、社会においては2つの潮流があるように思える。会社が仕事で使用する機材の全てを用意、分け与え、社員はそれに従い、その機材を使うという傾向。もうひとつは、社員が自身で使う機材を調達して、会社はそれを受入れる(容認または評価)する傾向。「PeopleLock」の必要性を感じて開発したPCの普及期では、多くの社員たちが鉛筆を片手に、なめなめしながら仕事をしており、また一握りの社員が、自己投資も兼ねて、ポケットマネーでパソコンを買い、自らの稼働率を向上させ、会社の生産性に貢献している光景を顧みた。昨今、会社が提供するPCやスマホなどでは、セキュリティ問題もあって、社員にPCの持出しを禁止、また持込み禁止する傾向が多く、また会社の情報管理やシステム管理部門において、許可されたソフトウェアしか使用できないない環境も少なくない。

では現実的な時流を見てみるとどうだろう…放浪者・遊牧民を示すnomadが語源の「ノマドワーカー」が増加傾向に。最近、カフェで、フリースペースでインターネットに接続さえできれば、ノートパソコンを広げて仕事をするビジネスマンが目立つようになった新しい潮流に、新しいビジネススタイルとして会社も受入れられる提案はないか、と考え、“外部に持ち出せるパソコンに対するセキュリティソフトという機能をアレンジした「PeopleLock Ver4.1」を開発”、制作した。従来のUSBを使ったPCの起動/解除に加えて、内臓ディスクを丸ごと暗号フォーマット化することやWi-Fi環境を意識したウィルス感染を防止する攻勢防塵/デバイスロック機能を強化し、実装した。