2012年 Windows 8にスタートボタンを付ける「Classic Shell 3.6.1J」の開発。
2013年 「∀(ターンエー)・RAMDA Ver.4.1.1」の開発。
2013年 Windows 8に対応するSSD/HDD高速化ソフト「プチフリバスター Duo drive Ver.4.1.1」の開発。
2014年 「Windows 8レスキューキット」の開発。

2012年8月から10月末にかけて、Microsoft社が新OS「Windows 8」をリリース、発売を開始し、プレスリリースでも鳴り物入りの登場!で期待の大きい商品だった。従来のバージョンではパーソナルコンピュータでの利用が想定されていたのに対して、Modern UIの採用やクラウドサービスへの対応強化など、タブレット端末などで先行して、多く採用されていたiOSやAndroidを強く意識したものとなっていた。その問題の1つとしては、GUIがスマホ風になり、スタートボタンが無くなったこと…。この仕様の結果、Windows95から継続、踏襲して来た、スタートボタンから実行するアプリの起動メニューがなくなり、マーケットは基より、ユーザにおいても大混乱が起きた。これは単なる仕様変更という枠に収まらない1つの事件だった。

どれくらい大混乱したかと言うと、Windows 7へのダウングレードを保障したパソコン販売メーカの販売が売上好調、躍進したのに対して、これに対応しなかった販売メーカが大打撃を受けることに…。このようなことから、パソコンの操作性を維持するために、スタートボタンを付けるソフトの需要が大きくなったもの。

当初、自社製でゼロから作るか、適切なフリーウェアを探すのか、試行錯誤していたところ、“Classic Shell”というフリーウェアがソースコードごと公開されていることを発見した。ただし、そのClassic Shellは英語ベースでわかりにくく、とても扱いにくい。というわけで、日本語化などの手直しを実行、無料ダウンロードで提供した。また個人使用では問題ないが、企業であれば、フリーウェアの導入とあれば、クレームが付く場合がある。弊社(電机本舗)では“日本語版で生成したClassic Shellに、改ざん防止のコード署名を施したこと、セキュリティを強化した「Classic Shell 3.6.1J」を開発、販売した。

2010年に「プチフリバスター Duo drive Ver.2」にて、ライトバックキャッシュ機能を実装したが、別系統のライトスルーキャッシュとして、本ソフトを開発、制作した。ライトバックキャッシュ、すなわち、ライトバック方式とは、CPUと記憶装置の間で記録を一時的に保管するキャッシュメモリーへCPUが記憶装置にデータを書き込む前にいったんデータを書き込み、処理の空き時間ができてからキャッシュメモリーからディスク装置に書き込む機能であった。またライトバック方式に対して、ライトスルーキャッシュ=ライトスルー方式では、ディスク装置への通常の書き込みを行い、書き込みデータをキャッシュメモリーに控えを残す形式だ。書き込み速度は速くならないが、以前アクセスして、キャッシュにデータが残っていれば読み込み速度は高速化する。なお、ライトバック方式のキャッシュ上の書き込みデータは、ディスクに書き込みが終わった順に消えていくのに対して、ライトスルー方式では明示的に消去を指定しない限り、キャッシュ上に残っている。つまりライトスルー方式は、場合によって、読み込み速度が高速化する方式と言えよう。

ディスク装置の内容をキャッシュに安定して保持するライトスルー方式では、普段頻繁に使うファイルを、あらかじめ事前にメモリに書き込んでおけば、ディスク装置のファイルが“RAM-DISK”と同じ速度で読み込みができる。この機能ソフトとして、試作的に「∀(ターンエー)・RAMDA Ver.4.1.1」を開発した。

新OSのWindows 8が発売されて約1年が経過しようとする頃、スタートボタンの消失など、当初は従来のOSとのGUIの互換性が失われただけかと思われていたが、スマートフォンを意識したウォッチドッグタイマーなど、色々な互換性が崩れていることを発見…。これらの“非互換性の悪影響も回避するトラブルシューティングを備えたWindows 8対応のSSD/HDD高速化ソフト「プチフリバスター Duo drive Ver.4.1.1」を開発”した。

2013年の11月、前述に続いて、Windows 8が抱えるさまざまな問題を解決するソフトウェア開発をすることに迫られた。Windows 8の登場で多くのユーザーを驚かせ、困惑させた、スタート画面に代表されるモダンUIの存在…。これまでデスクトップに慣れ親しんだユーザーにとって、PCとタブレットの操作性を両立させる(という考えのもとに開発した)モダンUIは、受け入れられるものではなかった。スタートボタン消失問題のほか、ウォッチドッグタイマーや省電力設定の誤動作など、簡単な設定の改良では回避できない問題も発覚し、急遽、救済するソフトウェアを制作することに…。

ざっと、次の問題を解決するソフトの制作を実行した。

     
  • ・スタートボタンを復活させる。
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  • ・ウォッチドッグタイマーの誤動作防止装置を入れる。
  •  
  • ・省電力設定の誤動作防止装置を入れる。
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  • ・Windows自体がシステムに所在するカレントパスを消失する問題を見つけた。この結果、デフォルトのシステムパスを利用しているドライバが不安定になる。このようなドライバを検索して、ユーザに提示する機能をつける。
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  • ・Windows 7まであったセーフモードを復活させる。

 2014年1月の初旬に“Windows 8のトラブル救済をするソフトウェアとして「Windows 8レスキューキット」を開発”した。