2014年 永久型セキュリティソフト「XPフォーエバー」の開発

従来、WindowsXPは長期的に、非常に安定したOSを市場に提供してきて、トラブルなく利用することができるようになったと評価の高かったXPのサポート打ち切りが告知され(2014年4月にサポート終了)、社会問題となった。マイクロソフト社がXPのサポートを終了する背景には、サポートを円滑に進めるべく、Service Packの開発、リリースを予定して、中止した10年前に遡る。それは計画段階で、相次いでMS Blasterなどのセキュリティホールを狙った悪意のあるソフトウェア(ウィルス)の出現や不正アクセス事件が多発したことを受け、セキュリティの強化が最重点項目となり、Service PackからService Pack2に、またService Pack2とするところが「Service Pack2 セキュリティ強化機能搭載」とされる計画となったが、リリースされることはなかった。同時にシマンテック社が自ら提供する従来のセキュリティソフトでは、ウィルスの検出率は半分相当と発言し、物議を醸し出している。

マイクロソフト社はWindows7以降の最新のOSへ早めの移行を呼び掛け、サポートを終了するも、中小企業などでは社内のネットワークシステムをデファクトスタンダードだったXP向けに構築している会社も非常に多く、8.1を含むWindows8のインターフェースの操作性、機能を受入れ難いとするユーザの反発や東日本大震災によって被災した地域や関係する取引先など、予算化問題と期限切れまでにパソコン、関係するシステムを更新できない自治体、企業、学校などが続出し、大きな問題に発展した。これが俗に言う“2014年問題”と呼ばれたもの。

さて、WindowsXPのサポート終了に至るセキュリティ対策問題だが、CPUにはかなり以前の仕様から“DEP」というウィルス防御装置が入っている”。問題はこの装置、半開き状態の設定になっており、実際には有効になっていない。また弊社(電机本舗)の「PAK(パック)」の開発において、説明、提唱した通りで、“ウィルスにはプログラムという、避けられない属性がある”こと。プログラムのディスクへの保存のタイミングを禁止さえすれば、容易に感染を遮断、増殖を回避できる。いくらサポートが終えたとしても、WindowsXPを使い続ける需要が存在するという観点を重視すべきだ。

前述のようにユーザはWindowsXPのOSを評価し、XPでしか作動しないアプリケーションを開発、あるいは旧式パソコンの有効活用やシステム構築がされており、簡単には最新のOSに移行できないシチュエーションがそこにある。これらのユーザ層に対して、“PAKの機能とDEPの機能の制御を加えた、更新ファイル不要の永久型セキュリティソフトとして「XPフォーエバー」を開発”した。

ウィルスを撃退する3つの防壁、基本機能として

  • 1.制限的ROM化防壁でウィルスの保存をシャットダウン!
  • 2.CPU標準のアンチウィルス機能DEPを100%解放!
  • 3.リムーバブルメディア上のプログラムを一括制限機能!

ちなみに、マイクロソフト社は、WindowsXPの発売開始より約12年半にも及ぶ長期サポートを終了して以降、ProfessionalとTablet PC Editionに関してはビジネス、開発用製品扱いのため、従前どおり延長サポート、フェーズが提供され、またWindowsXPベースの組み込みシステム向けOSであるWindows XP Embeddedは2016年1月12日まで延長サポート。他ではWindows Embedded Standard 2009は2019年1月8日まで、Windows Embedded POSReady 2009は、2019年4月9日までそれぞれ延長サポートとなった。

YUI Lab.では、XPフォーエバー」の後継商品の開発を計画中である。