2014年 SSDを最良の状態に検査&リフレッシュする最適化支援ソフト「SSDブースター」の開発。
2014年 SSDを活用するための最適な条件を支援する「SSD最適化設定」の開発。
2015年 高精度でSSDの消耗度を測定し寿命を予測、全SSDに対応「SSD寿命カウンタ」の開発。

超低価格パソコン「Eee PC」の需要拡大をきっかけに、ユーザの認知度が向上、活用されるようになったSSD。SSDはその構造上、ハードディスク以上にファイルの断片化に脆弱なもの。「プチフリバスター」(※現行商品は「SSD_TRUBO_BOOST」)の開発で説明した通り、内部に円盤上のヘッドを持つハードディスクは、ヘッドの移動時間があるために、ファイルが断片化すると遅くなる。またSSDにはそのような構造がないために、一見すると断片化は関係ないものと誤解される。少しおさらいになるが、SSDを構成するNANDフラッシュは上書きができないもので、正確に言えば、内部管理のブロック(サイズは一般的に512KBの倍数体)に書き込みは出来るが、同じ箇所には上書きができない。上書きする場合には、1ブロック512KB以上のデータを全て書き直さないといけないため、パソコンのポテンシャルは極端に悪くなり、速度が遅くなってしまう…悪名高いプチフリ現象が発生することに…。これを“抜本的に解決すべく、開発したのが「SSDブースター”だ。

プチフリバスターでは、このロックアップをキャッシュメモリで散らしたが、SSDの内部ではカンナで削るように、NANDフラッシュメモリに無理な負担が掛かっているSSDは内部でデフラグを行っているのだが、メーカはこれをガベージコレクションと呼んでいる。(ガベージコレクションとは、直訳してゴミ集め、意訳してゴミ掃除のこと。SSD内部で散らかった部分の書き込みできる領域を整理整頓してまとめること。)詳細の補足として言うならば、デフラグはファイル管理情報の整理整頓であるのに対して、ガベージコレクションはSSDの管理単位であるブロックの整理整頓をするものと位置づけられる。いずれにせよ、データの配置を定期的に整理整頓して、装置の負担が少なくなるようにしているには違いない。Windowsのデフラグ機能を利用して、SSDのガベージコレクション処理が最小化できるようにSSDを整理整頓するのが本ソフトである。

SSDは空き容量が少ない状態で半年間ほど使うと、経験では2~3割程度、遅くなる。このような時点で「SSDブースター」を稼動すると購入時の速度に復旧する。復旧しない、あるいは更に遅くなったのでは…と感じたときは、一度、パソコンの電源を切り、再起動して、数時間放置してもらいたい。必ず、復旧するはずだ。Windowsのファイル管理情報を整理整頓した直後は、一時的にSSD内部でガベージコレクションが大量に発生、渋滞が発生する。これは再起動と数時間の放置状態で解消され、結果として購入時の速度に回復する。

SSDが最良の状態になるよう検査、リフレッシュして、ファイルの破損や速度劣化を次の仕組みが解決する。

  • 1.【ファイルの破損検出】ファイルのチェック機能。
  • 2.【メモリの荷電リフレッシュ】メモリのリフレッシュ機能。
  • 3.【高速維持】本来のSSDの速度を維持し、寿命を延長。
  • 「SSDブースター」第22回Vectorプロレジ大賞ユーティリティ部門賞を受賞”。

Windows8の稼動上で、さまざまな各種機能評価をしている時に、SSDに対して異常に大きい、大量のデータの書き込みが発生した。確か、東芝(TOSHIBA)社が統計調査により、1日に5GBの書き込みが起きる…とレポートしていた記憶がある。それがある日、わずか目を離した隙に、“瞬間的に26GBほどの書き込みが発生”したのだ。弊社(電机本舗)で調査した結果、原因はWindows8のOSにあった。ハイバネーションスリープというWindows標準の機能がある。これはPCがスリープに入る時に、登載メモリをディスク装置に保存して、消費電力を極端に抑える機能だ。問題の異常な書き込みが起きたPCは、32GBのメモリを登載していた…これが真相だった。

例えば、午前中に会議があり離席する。ランチタイムに外出し、午後からの会議があったとしよう。離席するごとにPCが、32GBのメモリ分をディスクに保存することが起きたらどうなるだろうか?

ハイバネーションスリープ×登載メモリ量≒スリープによるSSDの消耗」こういう図式が浮かぶ…。一般的なパソコンは、旧型の32bitWindowsであれば2~4GB。新しい機種で64bitの8~16GBが多いだろう。ハイグレード高性能機であれば32~64GBでだろう。登載メモリにより負担が異なるが、いずれにせよ、知らない間に登載メモリによって、SSDへのバックアップが負担になり、寿命が削れていることが問題になる。

このような観点、考察からWindowsの設定を見直して観た。すると、ハードディスク用に作られたOSであり、設定もハードディスクを最適化するものが多い。SSDでの活用を考えると、ハイバネーションはもちろんのこと、仮想メモリなど、SSDでは好ましくない設定が多く検証された。これらをSSDに向けて“一括で最良設定するソフトの必要性を実感、開発したのが「SSD最適化設定」ソフトウェアである”。

SSD導入前チェックと導入後ケアをワンタッチ設定(SSDの導入の注意点を5つの機能で最適設定 

  • ・換装の準備作業と必要な空き容量の計算
  • ・アライメント問題、ディスクの接続方式(AHCI/IDEの違い)をレポート
  • ・SSDを導入した方にOSの設定をSSD向けに最適化
  • ・ECCリフレッシュ励起機能を実装。SSDを構成するNANDメモリの荷電をリフレッシュ
  • ・資料室を実装(ナレッジウェア)
  • ※「SSD最適化設定」は窓の杜大賞で銀賞を受賞”。

SSDは高速であるが、ハードディスクと異なり、使えば使うほど消耗していく…。また使わないと宝の持ち腐れであり、不用意に使うほど消耗していく。SSDユーザは、このようなジレンマの中でSSDを活用していると言えよう。このようなストレスの常態化の結果、SSDの使用量が一目で判定できる仕掛けが欲しくなるのではないか。例えば1日にどれくらい使用しているか…などなど。本ソフトはこれを解決するもの。

SSDの消耗度を測定し、寿命を予測。計画的なSSDの活用を実現する「SSD寿命カウンタ」を開発”した。

折れ線グラフでリアルタイムにSSDへのアクセスを可視化する。またSSDの困った問題にS.M.A.R.Tというディスク装置の各種情報を取る機能があるのだが、メーカ、型式によってSSDの使用量が取れたり、取れなかったりする。どのようなSSDでも統一的にアクセスを記録できるようにする、これをコンセプトとして、S.M.A.R.T.とアクティブ方式によるデュアル方式を採用し、本ソフトを制作、完成した。

従来の同種のソフトはS.M.A.R.T.というディスク装置の機能を使用。この方式の問題点は前述の通り、機種依存性が高くSSDの型式により、機能しないものもある。アクティブ方式ではSSDへのデータの書き込みを常時カウントするもの。SSDに書き込んだデータ量を数えてい るで理論上、全てのSSDで使用が可能に。(S.M.A.R.T.で寿命を取得できるSSDは、直接S.M.A.R.T.にて取得。)

「SSD寿命カウンタ」第23回プロレジ大賞ユーティリティ部門賞を受賞”。